フルサイズのデジタル一眼レフにしたときの注意点

nikon D600」、「canon EOS 6D」 といったように、
今までのフルサイズデジタル一眼レフカメラより、価格ダウンし、より身近になった
フルサイズデジタル一眼レフが2機も登場し、フルサイズ機が注目されていますが、
フルサイズ機に切り替えたときの注意点を書き出してみました。

まず注意しなければならないのが、交換レンズで、「フルサイズ用」「APS-C機用」と、
言われていますが、APS-C用カメラにフルサイズ用交換レンズをセットして撮影しても、
何の支障もありません。しかし、その逆でフルサイズ機にAPS-C用交換レンズを使うと、
ケラレといって、撮った写真の四隅が黒くなってしまいます。

これは、イメージセンサーが「APS-C機」より「フルサイズ機」の方が大きく、
APS-C機用の交換レンズでは、フルサイズ機のイメージセンサーをカバーしきれずに、
四隅が写らなくなってしまうのです。逆にフルサイズ機用の交換レンズをAPS-C機に使っても、
APS-Cの方がセンサーサイズが小さいため、十分にカバーしきれるということです。

つまり、フルサイズデジタル一眼レフを購入する場合は、交換レンズもフルサイズ専用の
交換レンズを用意しなければなりません。

もう1つが焦点距離です。APS-C機では、交換レンズの焦点距離に一定の乗数を
掛けた値が、実際に写したときの焦点距離になります。
例えば、50mmの単焦点レンズを装着して撮影したとします。ここで掛ける一定の乗数は、
nikonが1.5倍、canonが1.6倍というように、メーカーによって若干違ってきますが、
APS-C機がcanon製とします。そうすると、

50mm×1.6=80mm

実際の焦点距離は、80mm になります。これが、フルサイズ機では、レンズの焦点距離が、
そのまま写したときの焦点距離になります。

よくフルサイズ機は、(大きく、重い、高い)と言われていましたが、「D600」「D6」は、
今までの常識を覆して、軽く小さく値段も身近になりました。フルサイズ機を購入の時は、
交換レンズに注意して、楽しいカメラライフを送ってください。

 

 

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